2017年岩泉町近郊中学生ソフトテニス復興支援交流会
「がんばれ!!ソフトテニスの仲間たち」
報告書
2017.3.1
趣旨 ジュニア・中学生のソフトテニスの技術の向上と強化を図り、指導者と生徒、生徒相互の交流と親睦を深める事を目的とする。
簡単に言えば「夢と希望と笑顔を」届けようという事です。
参加者 岩泉町の岩泉・小本・田野畑の中学校及び宮古市新里中学校の4校のソフトテニス部員
期日 平成29年2月26日 (日)小本中学校体育館 参加者 35名
指導者(顧問)+ご父兄を入れると約80名の参加と成りました。
内容について
単純にテニスのスクールを行います。
それも超一流選手によるもので、子供たちの技量に合わせた。
「おもてなしの気持ち」で笑顔での講習会であります。
未来っ子からは私たち夫婦と秋田の袴田ご夫妻、菅原ご夫妻が来て頂きました。
義援金・グッツ支援について
今回も全国のソフトテニスの仲間の方々に支援して頂きました。
宮崎のIさん、熊本のUさん、東京のNさん、北九州のIさん、鹿児島のSさん
沖縄の桑江杯のご参加の皆さま、台湾の謝淑女さん、韓国のキム・テソンさん
横浜のSさんその他たくさんの方々にご支援を頂きました。
エピソード
岩泉町へのルートはJR山田線が土砂崩れで不通になっていましたので、レンタカーを借りて盛岡から岩泉町を目指しました。
途中は雪が積もっており、時速10~15kノロノロ運転で渋滞の先頭に気が付き端に寄せて先に通してあげました(端に寄せるのも一苦労していました)。
岩泉町の標識が目に入り、以前に見た恐ろしい光景を見る事に成りました。
津波で跡形も亡くなった陸前高田の光景が眼前に広がってきました、一か所に集められた瓦礫の山に言葉を失いました。なんとも恐ろしい自然災害でした。
岩泉町は昨年8月31日の台風だけの被害だと勝手に思い込んでいたので認識の甘さを痛感しました。
岩泉町小本中学校は海の側にあり、津波で校舎が被害に遭っておりました。
下見に行った前日に初めて知りました。
私は言葉を再び失いました、もしかして「津波」と「台風」の文字が頭をよぎりました。
「津波・台風」のダブルだったのか! 事の重大さを感じたのです。
明日はなにが何でも「笑顔」で迎えて「笑顔」で帰ってもらおうと固い決意していました。
今回の中学生35人に対して大人たちの参加が40人と事前に聞いて岩泉町ソフトテニス協会を初めとして、
宮古ソフトテニス協会、岩手県ソフトテニス連盟の方々のご協力には並々ならる熱意を感じ取る事が出来ました。
特に岩泉町の方々は前日の懇親会からハイテンションで歓迎して頂き、冗談ですが
明日の子供たちの講習会は1時間くらいで切り上げて大人たちの講習会にしましょうなんて
言いたくなるほどでした。
講習会はストローク、サーブの基本練習~昼食(特製のお弁当を選びました)~お楽しみ会
全国の仲間より提供して頂いたテニス用品(ラケット、バック等)をくじ引きにしました。
秋田の菅原さんが持参してくれたお菓子詰め合わせ、神戸の加藤さんから「Back Before 3.11」
ロゴ入りのグリップテープとヒロちゃん手作りストラップを全員にプレゼントしました。
テニスの神様「袴田さん」とヒロちゃんによるエキシビョンの試合を観戦して頂きました。
午後はスマッシュ、ボレーと応用練習(基本的な前衛のポジション)と変則マッチの試合をしました。
現地に入り、色々対話させてもらって、未来っ子達だけではなく、岩泉町の大人を少しでも元気にしてあげたいと強く感じました。
そこで何か大人たちの企画を入れたいと考えていたところに奇跡が起こりました。
全てのスケジュールが10分前に終了、ピンとひらめき協会の大人たちによる変則マッチのゲームを子供たちの前でご披露してもらう事にしました。
大人たちはもの凄い活き良いで楽しそうにプレーをして、思いがけなく奇跡が起こった瞬間でした!
お別れに固い握手を交わし再会を約束しました。
次の日に岩泉町ソフトテニス協会の方より、下記のお礼のメールを頂きました。
「笑いあり、涙あり、真剣勝負ありと、大変に内容の濃い交流会に成り、
子供も大人も、参加した全員が笑顔のすばらしい交流会でした。
いずれまた、お会い出来る日を楽しみにしております。」
今回は私たち夫婦に大きなサプライズが用意されてました。
岩手県ソフトテニス連盟より「特別 功労賞」を授与がありました。
2011年東日本大震災と2016年台風災害に対しての労って特別功労賞を頂きました。
これも、ひとえに全国の皆さま方のご支援のお陰であります。
素直に嬉しいです、「感謝・感謝」ありがとうございました。
今しばらく、支援活動を続けようと思います。
未来っ子応援プロジェクト
[2回]
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